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カテゴリ: ゲーム/国際

1 :しじみ ★:2018/09/28(金) 12:54:26.91 ID:CAP_USER

サムネイル <シリアスな抗争劇の合間に「息抜き」も楽しめる『龍が如く』シリーズの英語版がヒットする理由>

日本では05年の発売以来、根強い人気を誇るセガのアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズ。ヤクザの世界を舞台に、過激な殴り合い、いちかばちかの陰謀、ドラマチックなストーリーが展開する。主人公の桐生一馬はけんかの合間に神室町(歌舞伎町がモデルの歓楽街)でカラオケやギャンブルも楽しむ。

17年には、第1作より前の時代を描く『龍が如く0 誓いの場所』が英語版『Yakuza 0』としてリリース。人気は海外にも広がっている。

15年、セガはシリーズ誕生10周年を機にプレイステーション(PS)4に対応し、欧米で急増するプレーヤーにもアピールすべく、初期5作品のフルリメークを計画した。その第2弾がアメリカで8月28日にリリースされた『Yakuza Kiwami 2』(『龍が如く 極 2』)だ。映像と戦闘システムを全面的に見直し、新たなシーンやせりふも加えた。

アニメ人気のおかげで、欧米のプレーヤーも日本式のストーリー展開を受け入れやすくなっている。「アメリカのプレーヤーは成熟し、日本人の主人公に感情移入しやすく、ゲームの世界に入り込むのに必要な知識も持っている。10年前とは大違いだ」と、セガ・オブ・アメリカのサム・マレン生産部長は言う。「日本のバラエティー的なコンテンツが好きなら、Yakuza シリーズを気に入るはずだ」

日本語のナレーションとせりふを英訳した英語版のローカライズチームは、『龍が如く』の日本ならではの感性とユーモアが伝わるよう心血を注いだ。この姿勢は、Yakuza シリーズをアメリカが舞台の犯罪ゲーム『グランド・セフト・オート(GTA)』の東京版と位置付ける、従来のマーケティング戦略との決別を意味する。

Yakuza シリーズは裏社会が舞台とはいえ、桐生が猫カフェを経営したり、ゾンビをテーマにした音楽ビデオを撮影したりと「寄り道」的な要素もふんだんに盛り込まれている。

■バラエティー要素も大事

こうしたアプローチは当初、社内の他の部署になかなか受け入れられなかった。「みんな『Yakuza』を誤解していた」と、マレンは言う。「彼らが真っ先に話題にしたがるのはリアルな犯罪的要素だ。もういいかげんにしろって感じだった。そういう見せ方も以前に試したけど、駄目だった」

「Yakuzaシリーズはヤクザの裏社会の話じゃない」と、ローカライズ版プロデューサーのスコット・ストリチャートは言う。「暗黒街で生き抜きながら、自分なりのモラルを見いだそうとしている男の話だ。日本版に近づいた結果、より多くのファンを引き付けている」

とはいえ、このシリーズのシリアスな抗争劇とバラエティー的要素との融合を英語版で忠実に再現するには、ローカライズチームによる脚色が必要になる。翻訳者3人が訳したものを編集者が3人がかりで推敲し、より自然な英語にする。「直訳では本来のユーモアが伝わらないと思ったら、少しひねりを加える」と、ストリチャートは言う。「ユーモアとドラマのバランスが重要だ」

英語圏のプレーヤーがジョークについていけるように、言葉以外の部分も解説が必要だった。日本の男らしさの理想像であり続けるため、桐生は何事にも動じず、どんなに緊迫した状況や異常事態のさなかでも冷静さを失わない。

彼は日本版では無口だが、英語版では内心の本音をつぶやき、神室町の住人たちは彼のこわもてぶりをからかう。「プレーヤーと主人公の絆を強める」ために「少し尾ひれをつけた」と、マレンは言う。

このシリーズならではの特徴は、一見冷酷非情な主人公が実は犯罪者としては欠点だらけということ。お人よしの桐生は年配の女性に頼まれて一緒にバッグを捜したり、キャバ嬢にお触りする常連客を懲らしめたりするのにも忙しい。「桐生は駄目なヤクザだ」と、マレンは笑う。「ヤクザらしいのは1本のゲームの中で10分だけ!」

https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/09/0925yakuza-thumb-720xauto.jpg

ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-11008.php

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1 :しじみ ★:2018/09/28(金) 12:54:26.91 ID:CAP_USER

サムネイル <シリアスな抗争劇の合間に「息抜き」も楽しめる『龍が如く』シリーズの英語版がヒットする理由>

日本では05年の発売以来、根強い人気を誇るセガのアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズ。ヤクザの世界を舞台に、過激な殴り合い、いちかばちかの陰謀、ドラマチックなストーリーが展開する。主人公の桐生一馬はけんかの合間に神室町(歌舞伎町がモデルの歓楽街)でカラオケやギャンブルも楽しむ。

17年には、第1作より前の時代を描く『龍が如く0 誓いの場所』が英語版『Yakuza 0』としてリリース。人気は海外にも広がっている。

15年、セガはシリーズ誕生10周年を機にプレイステーション(PS)4に対応し、欧米で急増するプレーヤーにもアピールすべく、初期5作品のフルリメークを計画した。その第2弾がアメリカで8月28日にリリースされた『Yakuza Kiwami 2』(『龍が如く 極 2』)だ。映像と戦闘システムを全面的に見直し、新たなシーンやせりふも加えた。

アニメ人気のおかげで、欧米のプレーヤーも日本式のストーリー展開を受け入れやすくなっている。「アメリカのプレーヤーは成熟し、日本人の主人公に感情移入しやすく、ゲームの世界に入り込むのに必要な知識も持っている。10年前とは大違いだ」と、セガ・オブ・アメリカのサム・マレン生産部長は言う。「日本のバラエティー的なコンテンツが好きなら、Yakuza シリーズを気に入るはずだ」

日本語のナレーションとせりふを英訳した英語版のローカライズチームは、『龍が如く』の日本ならではの感性とユーモアが伝わるよう心血を注いだ。この姿勢は、Yakuza シリーズをアメリカが舞台の犯罪ゲーム『グランド・セフト・オート(GTA)』の東京版と位置付ける、従来のマーケティング戦略との決別を意味する。

Yakuza シリーズは裏社会が舞台とはいえ、桐生が猫カフェを経営したり、ゾンビをテーマにした音楽ビデオを撮影したりと「寄り道」的な要素もふんだんに盛り込まれている。

■バラエティー要素も大事

こうしたアプローチは当初、社内の他の部署になかなか受け入れられなかった。「みんな『Yakuza』を誤解していた」と、マレンは言う。「彼らが真っ先に話題にしたがるのはリアルな犯罪的要素だ。もういいかげんにしろって感じだった。そういう見せ方も以前に試したけど、駄目だった」

「Yakuzaシリーズはヤクザの裏社会の話じゃない」と、ローカライズ版プロデューサーのスコット・ストリチャートは言う。「暗黒街で生き抜きながら、自分なりのモラルを見いだそうとしている男の話だ。日本版に近づいた結果、より多くのファンを引き付けている」

とはいえ、このシリーズのシリアスな抗争劇とバラエティー的要素との融合を英語版で忠実に再現するには、ローカライズチームによる脚色が必要になる。翻訳者3人が訳したものを編集者が3人がかりで推敲し、より自然な英語にする。「直訳では本来のユーモアが伝わらないと思ったら、少しひねりを加える」と、ストリチャートは言う。「ユーモアとドラマのバランスが重要だ」

英語圏のプレーヤーがジョークについていけるように、言葉以外の部分も解説が必要だった。日本の男らしさの理想像であり続けるため、桐生は何事にも動じず、どんなに緊迫した状況や異常事態のさなかでも冷静さを失わない。

彼は日本版では無口だが、英語版では内心の本音をつぶやき、神室町の住人たちは彼のこわもてぶりをからかう。「プレーヤーと主人公の絆を強める」ために「少し尾ひれをつけた」と、マレンは言う。

このシリーズならではの特徴は、一見冷酷非情な主人公が実は犯罪者としては欠点だらけということ。お人よしの桐生は年配の女性に頼まれて一緒にバッグを捜したり、キャバ嬢にお触りする常連客を懲らしめたりするのにも忙しい。「桐生は駄目なヤクザだ」と、マレンは笑う。「ヤクザらしいのは1本のゲームの中で10分だけ!」

https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/09/0925yakuza-thumb-720xauto.jpg

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